和凧。高いです……
★郷土玩具★をクチコミ順に並べてみる。



青森県

八幡馬(やわたうま)(八戸)木製
八戸市郊外、櫛引八幡宮の例大祭(旧八月十五日)に、むかしから売出される木馬。
黒塗(鹿毛)のほか、赤塗(栗毛)などがあり、千代紙貼りのにぎやかな飾りは、この地方の嫁入りのときの乗馬の盛装を表わしたものという。
馬のおもちゃの多い東北地方でも、ことに代表的な作品で、大正の末から、郷土玩具愛好家たちの間でも目本三駒の一つにかぞえられている。

ねぶた提灯(青森・弘前)紙・木製
北国の短い夏の夜を美しくいろどるねぶた祭(八月三日〜七日)に登場する燈玩。
坂上田村麿エゾ征伐伝説から生れた郷土行事だが、子ども用の豆ねぶたにぱ、金魚、扇型、巾着型などがある。
ひねり人形 青森 土製
型をつかわずに、手でこねてつくった土人形。
明治初年、弘前でつくりはじめられたものといわれているが、自由な作風と、漫画的な着想が、「手ひねり」のおもしろさをよく生かしている。

下川原土人形(弘前)土製
藩政時代に、津軽侯の御用窯として、郊外下川原で土器をつくったのがはじまりという。
小型のかわいらしいものが多く、ことに、土をなめると幼児の虫封じにきくという俗信から、各種の人形笛、鳩笛などがある。

づぐりコマ(黒石)木製
津軽地方特有の、すり鉢型のコマ。
大鰐、温湯など温泉地の木地師のつくったものが多く、すり鉢状にへこんだ部分に描かれたロクロ模様が美しい。

津軽地方のこけし(温湯 休屋 弘前 大鰐)木製
この地方には、古くから長おぼこという作品があったというが、現在のものは、ねぶた絵の描法を胴模様にとり入れたもの、ユーモラスな表情のものなど木地屋によって個性的なちがいがあるが、これらを総称して津軽系こけしとよんでいる。

くけまり(八戸)糸・布製
裂れや紙を固く丸めてシンにした上に、その名のとおり、廃物のくけ糸を幾重にもまきつけ、それに色糸で模様をつけて仕あげたもの。
全国旧城下町の各地にみられる同種の手まりのなかでも、いかにも素朴な手づくりの味をもっているのが特色。


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岩手県

チャグチャグ馬コ(盛岡花巻)木製
旧五月五目、愛馬に美装させ、チャグチャグと鳴るたくさんの鈴をつけて、馬の守護神の蒼前神社(盛岡市郊外)に詣で、馬の健康と幸福を祈る年中行事にちなんだもの。
南部馬の名産地らしい作品で材料は桐。

旧南部領のこけし(盛岡花巻遠野横川目湯本)木製
白地で頭の動く、おしゃぶり式のキナキナ型こけしが特色。

金ベコ(盛岡 花巻)木製
南部地方は、そのむかし産金の名所。
藩政時代にその金鉱選鉱夫のはげしい労働をなぐさめようとして生れた金山踊の「からめ節」−「金のベココに錦の手綱、おらも引きたや引かせたぞ」にちなんだもの。
からめるとは、金を精選する意。
ペコは、牛の方言。
その景気のいい、お国自慢ぶりをかわれて、昭和三十六年の年賀切手の図案にもなった。

板馬(盛岡 花巻)木・紙製
赤い紙の垂れをつけた白馬。
首を高くあげて波をきって進む水馬を形どっている。明治の中ごろ廃絶したものを復活した。
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宮城県

堤人形(仙台)土製
京都の伏見人形、長崎の古賀人形とならぶ日本の代表的な土人形。
江戸時代に伊達藩主が江戸の陶工を招き、領内でやかせたのがはじまりという。
型には、三番叟、和藤内、天神、敦盛、小野川谷風など百余種。
歌舞伎や浮世絵の人形化が多いが、現在数十種ほどつくられている。

仙台はりこ(仙台)紙製
仙台米の俵を振分けに背にした俵牛。
ガラス天狗、カシワ天狗などの真黒な面。だるまには、とぼけた顔の福助。
仙台市内の歳の市で売られる群青の色あざやかな松川だるまなど、旧伊建部士の内職仕事のひとつであったというだけに、どれも古い城下町らしい面影をとどめている。

木下駒(仙台)木製
仙台市内国分寺木下薬師で、旧三月節句に売られる・かつてこの境内にたった馬市から、良馬を京の朝廷に献じた行事に由ったもの。
青森の八幡馬、福島の三春駒とならぶ日本三駒のひとつ。
なお、この木下駒とともに、同薬師で売られるものに、ぽんぽこ槍がある。
花模様を描いたヒョウタンを竹のさきにつけ、紙の吹流しをつけたもので、火難除け、厄除け、眼病全快の信仰玩具として求められる。

唐桑の諸玩(唐桑)木・紙・竹製
同町の日高見神社の祭(正月十五目)に売られる。
大漁と書いた木のくり舟。
竹の皮を編んで色紙を張った風車。
竹棒に小さな猿をつけた弾き猿など、いずれも素朴な作品だが、ことに木舟は海上安全の祈りがこめられているという。

こけしと木地玩具(鳴子 遠刈田ほか)
仙台、白石市をはじめ、鳴于、秋保、弥治郎、鎌先、遠刈田、青根、作並、小原など温泉地帯には、湯治客相手のロクロ細工が発達し、それぞれ個性的なこけしや、コマ、ウスとキネ、ヤミヨ(おしゃぶり)、ダルマ、そのほか各種の木地玩具がある。
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福島県

三春はりこ(高柴 三春)紙製
そのむかし、三春藩主が領内高柴部落の人々に「デコ屋敷」を与えて、はりぬき人形の作製、技術向上を図ったという古い伝統をもっている。
人形は歌舞伎ものや天神、トラ、玉ウサギ、各種面など種類も豊富で、すぐれた作品が多い。

三春駒(同)木製
日本の代表的な馬玩として知られ、昭和二十九年の年賀切手にも登場した。
千五百年前、この地方の賊とたたかった坂上田村麿の軍を勝いくさに導いた木馬伝説に由来するもの。
素材はマツ、ホウの木。
花模様の胸かけ、シュロのタテガミ。
直線を生かした童話的な飾り馬である。

赤べこ(会津若松)紙製
赤く塗ったはりこの首ふり牛。
庖疹除けのまじないとして古くから子どもたちに親しまれてきた。
新型のものは昭和三十六年丑歳の年賀切手にとりあげられた。
このほか、全国の天神のなかでも、ことに優美な顔だちで知られる会津天神がある。
頭部は、会津桐をノリで固めた練物でつくられている。

久ノ浜はりこ(久ノ浜)紙製
仙台はりこ系統だが、象乗り、熊金、トラ、天神など異色に富んだものがある。
ことに白い麻のヒゲをつけた天狗面がすぐれており、航海安全のマスコットとして付近の漁村に求められる。

こけし(福島 土湯 中ノ沢 飯坂 岩代川俣 岩代熱海 原ノ町 熱塩)木製
東北の伝統的なこけし産地の玄関口にあたる。
土湯温泉を中心に発達した、ロクロ胴模様の土湯系のものが多い。
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秋田県

八橋(やばせ)土人形(秋田)土製
秋田市内、羽州街道筋の八橋で、江戸時代からつくられているのでこの名がある。
節句人形を主に、天神、熊金、戎(えびす)大黒などがある。
ことに天神は、付近の八橋天神祭に売りだされ種類も数多い。

中山人形(横手)土製
南部藩の陶工が、流浪のはて、横手市外中山に窯を築いてつくりだしたのがはじめという。
横手人形ともよぶが、人形の衣装描彩の花模様などには、南部の花巻人形の影響がみられ、どこか京風な優美さがある。
おいらん、子連れ、春駒、そのほか芝居狂言に取材したもの、明治風俗ものなど種類も多い。

本荘の御殿まり(本荘)綿・糸
元和元年(一六一五)本
荘の初代城主六郷氏が常陸から転封されてきたとき、この手まりの製法が城下に伝えられたといい、土地ではお城まりともよんでいる。
付近の特産ゼンマイ綿をシンにして絹の色糸で美しい模様に編みあげたもの。
全国に残存する手まりでは、青森、八戸産とならんで北限の作品。

ぼんでんこ(横手)木・布製
県下各地の正月行事、梵天祭にちなんだ祭礼玩具。
白木の棒のさきを、削りかけ技法で穂をつけたもの、あるいは祭の本物にまねて布のぼんでんをつけたものなどがある。
一月十七日横手市郊外旭岡神社の祭当日には、雪の上にさして売られる。

こけし(木地山 湯沢 小安 大館 久保 本荘 大湯)木製
雄勝郡皆瀬村の木地山部落を中心とする木地山系のこけしが多い。
この地方の娘の前垂風俗を写したところに特色がある。
鳴子系(宮城)とならんで、古い伝統をもっている。
posted by 郷土玩具 at 09:00 | 東北地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山形県

酒田シシ頭(酒田)木製
庄内地方の祭りに魔除けとして売られてきたおもちゃ。
耳の立った金と黒の雄ジシ、耳の伏せた赤塗りの雌ジシとがあるが、荒いタッチの木彫りで力強さにあふれている。
全国シシ頭の中の代表選手といったところ。

庄内板ジシ(鶴岡)木製
江戸時代末期から、庄内(鶴岡)藩の下級藩士の手内職としてつくられた。
板二枚を組合わせ、下部の柄を上下にふると、上板のシシが、パクパクと口を開く。
平ジシともよばれ、祭礼縁日には、招福、魔除けのおもちゃとして子どもに愛されてきた。

御殿まり(鶴岡)糸製
デラックスな糸まり。
庄内藩の御殿女中たちが、お城慕しのつれづれにつくってたのしんだところから、この名がある。
直径三センチくらいからいろいろあり、牡丹、菊、麻の葉模様など繊細な手芸の美にあふれている。
正月の贈物や病気見舞にも用いられ、リリアン房付きのものもある。
なお、最上三十三観世音の二十二番札所として知られている延沢にも同じような御殿まりがある。

庄内あねさま(鶴岡)紙製
押絵とともにこの城下町で古くから手あそびにつくられてきた。
髪形が大きく、キリリと整った顔だちをしている。
男女一対になっているのもあり、優雅な気品がある。

いづめこ人形(鶴岡)ワラ・布製
昭和のはじめ生れた。
この地方の農村で、農繁期や冬期に用いるワラ製の嬰児寵のことを、いづめという。
この風俗をそのまま人形化したものである。

笹野彫(米沢)
毎年一月十七日、米沢市郊外、笹野千手観音の縁日に売りだされる縁起もの。
サワグルミ、アブラコなど白肌の木を山刀で削りかけに彫り、それに彩色する。
名君として知られた米沢藩主、上杉鷹山公を象徴したお鷹ぽっぽをはじめ、餅つきウサギ、カメ、ニワトリ、えびす大黒など種類も多く、それぞれに厄除け、家運隆昌、長寿などの祈りがこめられている。

こけしと木工玩具(山形 蔵王高湯 白布高湯 上の山 肘折 山寺 小野川 東根 温海 釈迦堂 及位 酒田 鶴岡)
温泉地帯に木地細工がみられるが、こけしは現在、蔵王高湯系、山形、作並系、肘折系の三系統がある。
蔵王高湯系は遠刈田(宮城)系の華麗な流れをくみ、山形、作並系は胴が細く、幼児がこれをにぎってあそぶのにふさわしく、肘折系は古風な素朴さを残しているあたりにそれぞれの特色がある。
また、木地玩具は、温海の提灯ゴマ、ダルマ抜き。山形の筆コマなどがある。
posted by 郷土玩具 at 07:00 | 東北地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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